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  • 2010.09.28 Tuesday
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【観戦記】 2010/9/5 パンクラス ディファ有明大会

行って来た来たディファ有明。
隣の有明コロシアムではかの国系キリスト教の集会が大々的にやってるようで、、まったくもって景気がよくてうらやましい。
これだけのカード揃えて6割〜7割の入り。
自分の周りでは普段パンに来ることなんて無いような人も集まってたんだけどなあ。


今回のメインはやはり田原の参戦。
うーん、修斗さん太っ腹なーんて思ってたが、特に黒豹さんの姿は(少なくとも私は)見かけたわけでもなく、、まあ今後こんな豪華な話が続くかはどうなのでしょう?
まあだからこそ一期一会のこの大会を何より楽しまなければいかん!と思う次第。


■第1試合 ウェルター級 5分2ラウンド
△阿部健太郎(HW山田道場)  vs  草・MAX(TEAM TACKLER) △
■第2試合 フェザー級 5分2ラウンド
×松井英夫 (空手道禅道会 長野支部)  vs  斎藤正臣(高田道場) ○
■第3試合 フェザー級 5分2ラウンド
△アライケンジ (パンクラスism)  vs  田辺宗右(錬志塾)△


諸々の都合で見れなかった三試合。
フリジッドスター氏によればアライは負けだろうだとか。


■第4試合 ライト級 5分3ラウンド
花澤大介(フリー)  vs  エリヤ(坂口道場一族)


この試合からは見たいと思ってた。ぎりっぎり、間に合ってマジに感謝。
ノンストッププレッシャーファイトの花澤の試合は久々。
エディアルバレスを破壊してみたり、真騎士を塩漬けにするほどの実力者なのに何が悪いのか、どうにもくすぶり続けている。
今回は沖縄からの参戦。


試合は予想通り花澤がノンストッププレッシャーファイトを仕掛ける。
エリヤは防戦一方。このまま塩漬けかと思われたその瞬間、花澤アームバーを仕掛ける。一度はしのいだエリヤだが、しのぎきれず。


2R 花澤、アームロックで一本勝ち


勝利後、花澤男泣き。
いやあ、本当に実力ある。この勝利をきっかけに、また羽ばたいて欲しい。
エリヤはそもそも相手との相性が悪すぎたなあ。
だけど、このタイプの選手に寝かされないようにしないと、その上はもう無いわけで。
まあ、なんにしても花澤おめでとう!


■第5試合 ウェルター級 5分3ラウンド
鳥生将大(パンクラスism)  vs  山崎昭博(SUBMIT静岡)


自分にとっては第二試合にも関わらず、いきなりセミファイナルが始まっちゃった気分。
山崎はデモリ時代は悉くパンクラスの選手を下し、修斗でも高い戦績を残してきた超実力者。
いくら試練の3番勝負とはいえいきなり凄いの連れてきたね坂本さんこれはどう考えても三番勝負の三番目にもって来るべきカードじゃね?とか思っておりました。
鳥生はなあ、永遠にパンクラス期待のホープとして消え去るのだろうと思っておりました。あの試合っぷりを変えない限りは。


でも、覚醒したんです。


鳥生、いつもの如くレスリングで攻め込む。
しかし、いつもは押し込んでいくだけの印象だけど、今日はきっちり倒していく。まあ山崎が引き込んでるだけかもしれんが。
上をとる鳥生だが、まあ下から攻められる攻められる。凌ぐのが精一杯の鳥生。
倒しても攻められ、倒されても当然攻められる鳥生。いつもの戦いではもう勝ち目がないと思われたその時。
3Rが開始すると打撃で攻め込む山崎。そしてそこに鳥生がストレート、そしてハイ。
スローモーションの様に倒れていく山崎。


3R 鳥生のKO勝利


いやーー、興奮した。ドーパミンでまくり。
そうなんだよ、鳥生に求めてたのはこーゆー戦いだったんだよ!
鳥生のバックボーンにある空手という幻想。だーれも試合では見たことの無いそのバックボーンが発揮されれば、あんな試合毎回見せられる事もねーのに、なんて思ってたりして。
その幻想が爆発して修斗の強豪を破る?こんな凄い試合どこにもねーべ。
いや、本当に凄かった。まさに覚醒、それ以外の言葉が見つからない。


でも、次の試合はきっといつもの鳥生に戻ってしまうんだろうなあ、、という予感が頭をよぎるのです。


■第6試合 フライ級・次期挑戦者決定戦 5分3ラウンド
砂辺光久 (TEAM reversaL)  vs  田原しんぺー(総合格闘技道場STF)


鳥生覚醒の余韻も覚めやらぬままメインへ。
これまた修斗トップ中のトップを連れてきたものだ。まったくもって感激。
だが、体格差を見るとやはり階級は一つ違うと感じる。前回清水がマモルと戦ったことも考えると、やっぱりそうなのだろう。
だけど、やっぱりしんぺーは強かった。


1R 試合開始、リーチの長さを活かし、しんぺーの射程外からジャブを当てていく砂辺。みるみるしんぺーの顔が腫れていく。
めちゃめちゃ打撃がキレキレの砂辺、しんぺーからいきなりフラッシュダウンを奪う。
しかししんぺーも負けていない。体格差のある砂辺を外掛けで倒し、上を奪う。コツコツパンチを入れるしんぺー。


やっぱ砂辺強いなあと。


■休憩


■第7試合 パンクラス 新アテナルール 52.5kg契約 5分2ラウンド
WINDY智美(パンクラスism)  vs  モニカ・ロバート (FIT NHB)


外人さん、思ったより強かった、というか普通に総合が出来る選手。
それだけにWINDY姐さんの凄みは消されちゃって、普通の試合に。


判定 3-0でWINDY姐さんの勝利


■セミファイナル バンタム級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3ラウンド 井上学 (U.W.F.スネークピットジャパン)  vs 赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)


ともかくしつこくタックルに行く井上。
そこから展開を作るわけではないのだが、下を向きひたすらタックルに行く井上。


判定2-0で井上の勝利


妥当な判定ではある。
ある意味チャンピオンの凄みが見れた試合。
まあこれやられたら大抵の選手では勝てんわ。正直赤井まで塩漬けにするとは思わなんだ。
なんというか、誰かこのチャンピオン倒さないと、バンタム級は終わるぞ、という感じ。


■メインイベント ライトヘビー級 5分3ラウンド
川村亮(パンクラスism)  vs  桜木裕司(掣圏会館)


ノーガードで打ち合う二人。
一発入って川村ダウン。


1R KOで川村の勝利


川村は総合を舐めてるか、客を舐めてるかのどっちかだと思う。
私は君達のオナニーに金を払うつもりはありません。
ノーガードの殴り合いには何も未来は無い。SRCの前座をやって、派手にKOされる方が似合ってると思います。
期待していた選手だけに本当に残念です。
もう川村という選手には期待はしないことにしました。


■総評
いやあ、前半の盛り上がりと後半の呆気感のギャップが凄まじい大会。
試合順を変えたら、相当神大会になったであろうことが予想されます。
第六試合で終わってればなあ、、本当に残念だ。
鳥生、山崎、砂辺、そしてしんぺー。本当に素晴らしい試合を見せてもらった。こんなに格闘技の試合を見てて興奮したのは本当に久々。
鳥生は次回窪田戦だが、まあどこら辺が試練なのかわからないが、きっと最後に強烈な試練が待っているのだろう。今回は勝てたらスゲエ、負けてもやむなしだったが、次戦はきっちり結果を残さなければいけない試合。
レスリングで押さえ込むだけでは許されないよって事は当然本人もわかってるだろう。


いやー、本当に(第六試合までは)素晴らしい大会だった!第六試合までは100点!総合的に観て90点!ベストバウトは砂辺しんぺー、鳥生山崎の二試合。この二試合に優劣なんてつけれません!!いやー、こんな大会があるから格闘技は見に行かなきゃなーと思わされます。


【観戦記】 2009/11/25 修斗JCBホール大会

行って来た来たJCB。
実は初めて足を踏み入れる。
後楽園の近くにあるだろうと思っていたら、遊園地の方側とは。いきなし迷いそうだったよ。
二階席から見たが、、、これは絶景だねー、怖いくらい。
リングは確かによく見えるのだが、角度的には舞台に向かっている感じ。
なので、リングだと場所によっては前の人の頭に隠れて見えない。うーん。
あと不満なのは、、3階席暗い。全く自分のメモ帳が見えない。
電気つけろよー


それにしても、、客は入ってなかった。
修斗vsパンクラスでは人が呼べないのだな、と実感。
ismの選手がいなかったから、とか言えるレベルじゃない。せいぜい5割〜6割程度の人の入り。
これじゃあお互いやるメリットほとんど無いのかもしれない。
まあ、そういう時代なんだなあ。涙。


■第1試合 ウェルター級 2回戦 
杉江“アマゾン”大輔(ALIVE)vs パオロ・ミラノ(パラエストラ東京) 


アマゾンバッキバキやで〜
本当に惚れ惚れする様な身体。
試合はアマゾンが徹底的に上を取り続ける展開。


判定3-0でアマゾンの勝利。


第一試合として全く不向きな試合でした。
会場静まりかえりまくり。


■第2試合 ウェルター級 3回戦 
児山 佳宏(パラエストラ松戸)vs 加藤 鉄史(PUREBRED SAIPAN TRENCH TECH) 


すっかりCageの選手のイメージの児山。
こんな風に色のついた選手に対しては、もっと修斗の色の強い天突とか、富樫とか当てた方が燃えると思うんだがなあ。


スタンドでは児山が優位に進めるかと思いきや、加藤の正確な打撃に翻弄され気味の児山。
ちょっと意外な展開。
と、2R始まった時点で少し席を外して会場を出ると、会場内から歓声。。。


2R KOで児山の勝利


...


■第3試合 フェザー級 3回戦 
田澤 聡(GUTSMAN修斗道場)vs 勝村 周一朗(リバーサルジム横浜グラウンドスラム) 


既に修斗の選手という認識が全く持てない勝村に、門番田澤を当てる。
これはいいね、いいマッチメーク。
田澤に勝てば間違いなく強い選手と認識できる。


勝村テイクダウン狙い。
フェイントタックルから上手く上を取る勝村。
ハーフマウントに進めると、スピニングチョーク?
しつこく極めて田澤ついにタップ。会場大爆発!!


1R フロントスリーパー?スピニングチョーク?で勝村の一本勝ち


いやー、これは驚いた。
正直田澤が勝つだろうと思っていたが。
やっぱり負けてるとはいえ、大舞台でやってる人間は強い。
勝村ここから定期参戦すると面白いマッチメークが見れそう。
上田さん目指して突っ走って欲しいね。


■第4試合 フライ級 2回戦 
藤井 恵(AACC)vs WINDY智美(パンクラスism) 


ついに始まったシューターvsパンクラシスト1回戦...なんですが、フジメグがシューターと言われてぴんとくる人がどれだけいることか。。スマックガール提供試合とした方がぴんとくる。
WINDYは唯一のismの選手として、ハイブリッドコンシャスで入場してくれんかなーと思っていたが、残念ながらいつもの入場曲。
フジメグ、体バッキバキ。とても女性の、ましてや30代も後半にさしかかる女性の身体とは到底思えない。
さぞかし陰で努力しているのであろう。。


試合開始、ファーストコンタクトでWINDYの膝がフジメグに炸裂!フジメグ血だらけでリングに倒れこむ!!
と予想していたのだが、あれよあれよでマウント取られ、バック取られ、最後は十字が伸びきりWINDYタップ。


1R 腕十字でフジメグの勝利


まあなんだ、こーなるであろう予想もしていたので、なんら驚く結末ではなかったが。
まあそれでも奇跡を見せて欲しかったなあ。
8000分の1くらいは確率あったと思うのだが。


■第5試合 バンタム級 3回戦 
マモル(シューティングジム横浜)vs 清水 清隆(SKアブソリュート) 


レスリング、グラウンドは当然、つい先日江泉に打撃で互角以上に渡り合い、打撃にも非凡なものを見せた清水。
一気にトップ戦線に絡んできたと思ったら、ここで修斗へ出陣。
ワダタク戦を除けば、唯一試合として期待できるカード。
相手は厚い厚い壁のマモルだが、どこまで出来るかでパンクラスフェザーのレベルも測定できるというもの。



清水、開始早々アグレッシブに前に出て行く。
パンチ、タックルでマモルを崩しに行く清水だが、マモル崩れない。
タックルは潰し、清水の飛び込む様なパンチにもカウンターを入れていく。
打撃では勝機が見えず、タックルでも倒せない、完全に手詰まり状態の清水。
しかし清水最後まで動きの衰えを見せず、果敢に立ち向かっていく。
その清水に確実にパンチ、ヒザを入れていくマモル。


判定3-0でマモルの勝利


勝機は見えなかったが、渡り合うことはできた。
この階級、修斗の3強には及ばないが、そこを追いかけている選手達とは十分渡りあっていけるであろうという印象。
勿論それでは駄目なのだが、まだまだ清水はこれから。
にしても、砂辺がここに立っていたら、どうだったのだろう、、うううーん、マモルさん、パンクラスのリングにも是非立ってください。


■第6試合 ウェルター級 2回戦 
朴 光哲(KRAZY BEE)vs 坂口 征夫(坂口道場 一族) 


本来大石が立つべきリングに坂口、、パンクラスらしさが爆発している選手という意味では是非修斗に上がって欲しい選手なので自分的にはアリ。
とはいえ、試合的には全く期待できず。
リングに二人が上がると、完全にチンピラ同士の果し合い、、怖すぎる。


試合開始早々、坂口のストレートがヒット。
スーーッと倒れる朴!
な、なんじゃこの展開と思うと、そのまま坂口が追い討ちパウンド、だが試合は終わらない。
試合を終わらせようと坂口がスリーパーに、、、え?
スリーパーは極まらず、朴はなんとか立ち上がる。
坂口は追い討ちをかけようと詰めていくが、、なんと坂口そのまま倒れこみ、全く動かなくなる。


1R KOで朴の勝利


はああ???何が起こったの?という試合展開。最後の朴のフックは全く見えませんでした。
興奮するわ、大笑いするわでパンクラス色抜群の試合展開。
勝負には負けたが、主役を張ったのは完全に坂口。
どや、パンクラスではこんな試合いっぱいあるんだよー、面白いんだよー(笑


■第7試合 ウェルター級 2回戦 
山下 志功(パラエストラ札幌)vs 和田 拓也(SKアブソリュート) 


0勝3敗で完全に追い込まれたパンクラス勢。
とはいえ、なんら追い込まれた感が無いのは、普通に考えて、ここまでは全敗だろうと誰しも(陰に陽に)思っていたから。
勝負論からすれば、この試合だけが唯一どっちに勝ち負けが転ぶかがわからず、非常に興味深かったのだが。
つーか、唯一パン勢が勝つと思っていたカードなのだが。
一緒に観戦した修斗に造脂の深い某氏に言わせれば、全試合の中で一番興味をもてないと言われ、、別の某氏に言わせれば志功なめすぎと言われる始末。
そんなん言われても、この試合しかパンクラス勝てる試合ねえじゃん!


ワダタクはタックルからテイクダウンを狙う。
いつもの文鎮ぷりを見せてくれるかと序盤は思われたが、徐々に動きが良くなる志功。
後半になると逆に上手くテイクダウンを奪ってくる志功、ワダタクを追い詰める。
足払いからテイクダウンを奪われるが、ワダタク、ここで意地のリバース。
しかし志功立ち上がり強引にフロントチョーク、しかしこれはすぐ抜ける、ワダタクマウント奪うと、電光石火の動きでバック取り


、スリーパー、イッポーーン!


3R スリーパーでワダタクの一本勝ち


いやーーー、凄い!会場一部大盛り上がり!
これはワダタク、現役チャンピオンとしての意地を見せた。
本人も言ってたが、「あまり見れない自分の一本」これはまさにチャンピオンとして他団体に上がる選手の意地としか言いようが無


い。
素晴らしい!最高の試合を見せてくれました!


...まあ、対抗戦じゃなかったら、塩試合とか言われそうな試合でしたが。


■第8試合 ライト級 3回戦 
グスタヴォ・ファルシローリ(マッハ1)vs 田村 一聖(KRAZY BEE) 


グスタヴォ、田村に寝かされると足を利かせてくる。
なかなか面白そうな展開になりそうだったのだが、後半になるとほとんど寝かされっぱなし。
田村も特に攻めきるわけでもなくグダグダの展開に。


判定3-0で田村の勝利


今日は二回休憩が入ったのだが、、正直二回も休憩いらない。
せっかく山下和田戦で一度は爆発したものが、なんかリセットされちゃって。
どうにも修斗はこういうだらだらした進行が好きなようで。


■セミファイナル バンタム級 3回戦 
神酒 龍一(GUTSMAN修斗道場)vs 菅原 雅顕(和術慧舟會Duroジム) 


生駒に殴り勝った神酒と殴人菅原の戦い。
こりゃどーみても壮絶な打撃戦を予想。見る前からベストバウト候補。
神酒は知る人ぞ知るネクサスの主題歌"英雄"で入場。燃える!!


予想に違わず試合は壮絶な打撃戦に。
1R開始早々、神酒のハイキックが完璧にHIT。
利いてるとしか思えないが、菅原崩れない。直後はやや動きが鈍るものの、徐々に回復し、元に戻す。すげえ。
タックルを混ぜつつ打撃を出す神酒。菅原腰重い筈だが、うまく倒す。
しかし菅原もダメージを受ける前にしっかりと立ち上がる。
倒し際での上の取り合いは圧巻。うーん、凄い試合だ!!
2R終了間際、菅原がフラッシュダウン。利いてる感じでは無いが、これは印象悪い。
そして3R、やや疲れを見せる両者だが、二人共前に出て行く。
しかし最後に菅原、本試合二度目の金的でイエローカードを出される。。おい、こんなんで決着かよ!!


判定3-0で神酒の勝利


二者はポイント1差、イエローカードの差がそのまま勝敗に結びついてしまった。
が、一名、、鈴木さんだけがなんと30-26で神酒というとてつもない数字を出してきて場内ざわめく。
なんつーか、鈴木さん、レフェリーとしては今もっとも上手いレフェリーの一人だと思うが、たまにとてつもない判定出すことあるよね。
いやー、それにしてもいい試合だった。これは再戦しなきゃ駄目だろ。


■メインイベント 初代世界フライ級チャンピオン決定戦 フライ級 3回戦 
田原 しんぺー(総合格闘技道場STF)vs ランバー・ソムデートM16(M16ムエタイスタイル) 


怪物という名が相応しいランバー。先に入場してきたんでなんで?と思ったら今はしんぺーのがランキング上なんだね。
どうしてそうなった。
しんぺーにとっては、一年前何もできなかった負けからの再戦。
でも相手はあのランバーだからなあ。。


しんぺーは予想通りテイクダウン狙い。
ランバーは予想通りそれをきりまくり、ハイキック、ローキック、パンチと浴びせまくる。
が、今回はしんぺー上手くランバーを崩して上を取る場面を何度も作ってくる。
しかしランバー、下になっても驚異的な身体能力で跳ね返し。
タックルで片足取り、崩しにいっているしんぺーに、もう片方の足で飛び膝を入れ。
タックルに来るしんぺーにフロントネックロックで締め上げ。
なんつー怪物。
しかし最後まであきらめないしんぺー、果敢にランバーへパンチ、タックルで攻め込んでいく、が、試合終了のゴング。


判定3-0でしんぺーの勝利


怪物はやはり怪物だった。ランバー強すぎ
しんぺー、本当によく頑張っていて、あれだけ巨大な壁に対し絶望感に立ち向かいながら戦っていたのだと思う。
ランバーの強さも凄かったが、しんぺーの心の強さが本当に凄かった。


■総評
なんつーか、長い大会だったのだが、KOもあり、激闘もあり、実に満足度の高い興行でした。
しんぺーの心の強さ、ランバーの怪物っぷり、和田のチャンピオンのプライド、坂口のパンクラスらしさ、、これだけつめこまれた興行もそうは無いな。
シューターvsパンクラシストと銘打ちながら、チャンピオンを連れてもきながら、メイン、セミにその試合を絡ませず。
その筋の通った筋の通らなさに感服した!
シューターvsパンクラシスト。まあ派手に打ち上げ花火をあげれる程、もうファンがいないということはこの大会の客入りで明確になったので、こういうことは細々と長く続けていく方向で考えて欲しい。
ぶっちゃけライデンとドリームの合体で作られるマッチメークなんかよりも、よっぽどいい試合が組めると思う。


いやあ、本当に面白かった。ベストバウトは、、ワダタクvs志功かしんぺーvsランバーか。
ワダタク戦はパンヲタとして試合決まった瞬間ドーパミンでまくったし、しんぺーランバーは勇気をもらえるいい試合だった。
じゃあ両方。
興行としては95点。試合は本当に面白かった。なんつーか微妙な進行の悪さが気になりました。
あと、、やっぱパンクラスvs修斗っていう色がもう一つだったな。一発目なんだから、もっと多くして欲しかったな。
大石、おめーに言ってんだよ!



【観戦記】2009/10/25 パンクラスディファ有明興行観戦記

またまた久々のパンクラス観戦、、
11試合は長いなー、しかもゲートも6試合あるのかー、しかもメインの前に文鎮が3本も置いてあるんですけど。
実は期待度やや低めで行った興行だったのですが、、これがなかなかの当たり興行!
序盤はかなりまばらな客入りだったけど、最終的には8割くらい。


■パンクラスゲート第1試合 バンタム級5分2R
沼倉雄太(TRIAL) vs 小渕真毅(総合格闘技武門會)


沼倉上になると抑えつけてパウンドラッシュ。
バック取りチョークで一本、沼倉の圧勝。
力の差があったか。バンタムもいい選手がどんどん出てくるね。いやー、いい感じ。


■パンクラスゲート第2試合 バンタム級5分2R
板谷一樹(GRABAKAジム) vs 清水哲平(総合格闘技宇留野道場/チームZST)


清水が終始下に、板谷が上になる展開。
引き込むが下から攻めれない清水。
一方の板谷は上から十字伸ばしきるなどかなりの見せ場を作る。が、最終的には攻めきれず。
判定はゲートなので無いが、あれば圧倒的に板谷。
スタンドにグラウンドに板谷がいい動きを見せた。


■パンクラスゲート第3試合 フェザー級5分2R
小倉健市(KIBAマーシャルアーツクラブ) vs 長谷川雅彬(KRAZYBEE)


長谷川がパンチ一閃、ふらついた小倉にパウンドラッシュ。
1R9秒で決着。
なにがなんだかわからんうちに決着着いちゃいました。


■パンクラスゲート第4試合 フェザー級5分2R
チャップリン木山(ALLIANCE) vs 野口岳人(TRIAL)


木山、スタンドが上手い。野口を一気にしとめるかと思いきや、しのぎきる野口。
一度しのぐと、今度は野口がパンチで前へ前へ!
木山反撃を見せるも、完全に野口ペース。
タックルに逃げる木山だが、攻めきれず。
2R開始早々、木山のパンチ、ハイキックが入り野口ダウン。
木山、逆転勝利!
どっちもアグレッシブ、技術もありそうで二人共期待できそう。フェザーも面白いね!!


■パンクラスゲート第5試合 ライト級5分2R
青山祐大(ALLIANCE) vs 下山大介(和術慧舟會TLIVE)


全般的に静かな打撃戦。特に大きなヤマもなく。


■パンクラスゲート第6試合 ライト級5分2R
桜田信人(パラエストラ川越) vs 奥山健太(禅道会松本支部)


どちらも決め手無し。
足関の取り合いが懐かしいにおいがしたくらいか。


やっとここから本戦。
文鎮3本になるまでの前半戦に期待。


■第1試合 ライト級戦 5分2ラウンド
ランキング5位
AB(和術慧舟會慧舟會 駿河道場)  vs  ISAO(坂口道場 一族) 


ABの金的一発で試合中断、、そのまま試合終了


1R ISAOの反則勝ち


なんというか、、ABの試合を見るの期待してたのに。。


■第2試合 フライ級戦 5分2ラウンド
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會)  vs  清水清隆(SKアブソリュート)


強烈な打撃を武器にフライ級戦線をひっぱってきた江泉。
前戦では砂辺にやぶれ惜しくも王座を逃したが、まだまだこれから。
とはいえ相手はなにげに凄い戦績の清水。漆谷にカット負け、砂辺に判定負けした以外は負けなしの戦績。
これからのフライ級戦線を占う珠玉のカードが、、なんで第二試合だ?(笑


江泉が打撃戦を、清水がグラウンドを狙うという予想通りの展開。
しかし、清水江泉に打撃でもひけを取らず。
打撃にグラウンドに江泉を翻弄。江泉もタックルうまくきるが、用心しているせいか、攻めきれない。


判定3-0で清水の勝利


2R、おんぶしてチョークを狙うなど、有利に進めた清水の妥当な勝利判定。
うーん、またフライに一人トップ戦線張れるだけの選手が頭角あらわした感じ。
にしてもSK勢とは思えないアグレッシブさ。後ろに尊氏のご尊顔が無ければ、SK勢とはわかりませんよ。
 
■第3試合 バンタム級戦 5分2ラウンド
川原誠也(パンクラスP'sLAB横浜)  vs  佐々木亮太(BAD ASS 13) 


キラービーパンクラス支部代表川原、試合序盤から飛ばす。
ストレートがバンバン佐々木に当たる。佐々木はテイクダウンを狙いにいくが、倒せない。
倒しに行っても逆に倒されて上になられる始末。
上になると数は少ないが、首根っこ捕まえて重いパンチを放つ川原。


判定3-0で川原の勝利


倒しきれなかったのは残念だが、今回はグラウンド、立ちレスで成長を見せた川原。
なんかモノが違う雰囲気を持ってるなあ。
ていうか、ismの空気で無いだけか?そのうち別ジムにでも行きそうな悪寒。。


■第4試合 ライトヘビー級戦 5分2ラウンド
浜中和宏(Laughter7)  vs  井上俊介(吉田道場) 


井上はSBの選手だったらしい。
試合前のキックの演舞がやたらいい感じ。期待高まる。


浜中、開始早々タックルに。一度転ぶ井上だが、すぐ立ちガブりに。
そのままパウンドラッシュ。


1R TKOで井上の勝利


おおおー!素晴らしい!これぞMGTNファイト!
これはなかなか期待できる、、と思ったら、試合後川村に挑戦。
浜「もう一人くらい倒したら川村さんと戦わせてください」
客「しむらーうしろうしろ」
川「その挑戦受けます」
KOPの価値軽すぎだろ!!


■第5試合 フェザー級戦 5分2ラウンド
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)  vs  ジョン・ジンソク(パンクラスコリア) 


前から安定した強さを見せてた赤井。
前戦で鹿又相手に互角以上に戦っての引き分けと、フェザー級の中でのポジションをしっかり確立した。
ここは負けられない試合、しっかりと勝ちきれるか。


ガードを上げ前に出て行くいつものスタイルの赤井。
ローと右フックでペースを掴む。
初めは苦戦するジンソクだが、パンチを出しながら前へ、逆にペースを掴んでくる。
嫌がりタックルでグラウンドへ持ち込む赤井。
2R 赤井肩固めにいくが、ジンソク逃げ切る。
上をキープする赤井は再び肩固め、一本。


2R 肩固めで赤井の一本勝ち


スタンドもグラウンドも隙が無い赤井。
打撃強い相手にはグラウンドに持ち込む柔軟性もあるし、実に安定した強さ。
ここまでは壁的にランキング外の選手との戦いが多かったが、そろそろ上位ランカーとの試合を見たい。
J太郎、あるいはアライとの再戦をそろそろ組まないと駄目でしょ。


■第6試合 フェザー級戦 5分2ウンド
アライケンジ(パンクラスism)  vs  鹿又智成(パラエストラ八王子) 


これはまあ鹿又にランカーに入ってくださいって試合だと思いますが。


アライの入場前に、アライの友達が「アライ」と書かれたビラを多くの客に配る。
入場見ただけではアライ圧倒的な人気者に見えたことだろう。おいらもちゃんと頭の上に掲げました。


鹿又が下から試合をコントロール。
アライは得意の打撃戦に持ち込めない、とはいえ打撃戦に持ち込んだところで勝ち目があるかは微妙かも。
どちらも攻めきれず、そのまま試合終了。


判定0-1(鹿又)のドロー


うーん、鹿又試合は支配してたけど、決め手無いし、アライは特に何もできんかったし。
ドローはやむなしだろうなあ。
にしてもアライは勢いなくなったなあ。
鹿又もこの二戦ドローで、パンへの出場が決まった時のワクワクも覚めたし。


■第7試合 無差別級戦 5分2ラウンド
金井一朗(パンクラスism)  vs  松本天心(SKアブソリュート) 


パンクラスZでヒカル君とやってた筈の天心。何ゆえに初参戦扱いなのだ?
これは暗にミックス興行なZでヒカル戦もアレでした、という事を言いたいのであろうか?


金井の右フック一閃で天心さんKO。


1R 金井のKO勝利


なんというか、、まあリングに上がった天心さんの心意気だけを買うべきというか。
とりあえず総裁やられたんだから、イヅルは敵をうってやってください。


■第8試合 ウェルター級戦 5分2ウンド
和田拓也(SKアブソリュート)  vs  宇良健吾(Team ura-ken) 


宇良健吾と言えば、当時謙吾がまだアメリカに武者修行に行ってた頃、なる興行でKENGOの名前を見つけ、すわ謙吾が海外の大会に参


戦か?と思ったら実は宇良健吾でした。なんて話があったことを思い出します。
で、セコンドにはなんとその謙吾とISEさん。
凄い面子だなーと思ったら、なんでも宇良健吾、渡米前はPUREBRED大宮にいたとか。
ああ、だからエンセンさんも来てたのか。てっきりジャッカルさんの応援に来たと思ってたのに。


こっから文鎮が3本続くと覚悟していたのだが、なんとウラケンが大善戦。
グラウンドは徹底拒否、スタンド戦を挑む。
ワダタクのスタンドを徹底拒否するのは凄いのだが、打撃に決め手を欠くウラケン。
しかし、ウラケンの奮戦に会場は徐々にヒートアップ


判定0-0でドロー


どちらも決め手欠いただけにドローはやむなし。
しかし、それにしても大方の観客の予想を上回る試合展開を作ったウラケンが凄かった。
ワダタクはKOP戦ではなかったとはいえ、格下といっていいウラケンにあんな試合をしちゃ駄目だろー。
ここ最近はSK勢に元気がない。憎たらしいまでに退屈でつまらないけど本当に強い、あのSKを見たいです。


■第9試合 バンタム級戦 5分3ラウンド
井上学(U.W.F.スネークピットジャパン)  vs  大石真丈(フリー) 


文鎮二本目、と思ってたのですが。
井上はローをばしばし当てタックルといつもの堅い戦法だったが、大石は井上のテイクダウンを凌ぎグラウンド戦を拒否。
ローを蹴られても蹴られても前に出て行くジャッカルさんに鬼気迫る物を感じましたが、井上を攻略することはできず。


判定3-0で井上の勝利


ジャッカル、内股にロー入れられすぎて産まれたての赤ちゃんの様な色に。
井上はテイクダウンに持ち込めないものの、危なげない試合展開で勝利。


■セミファイナル フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3ラウンド
砂辺光久(フリー)  vs  廣瀬勲(ストライプル) 


文鎮3本目、と思ってたのですが。
入場と同時に目に涙の光る砂辺。おいー!泣くな!!


試合開始早々砂辺のパンチで廣瀬がフラッシュ気味にダウン。
一気に追い討ちにいく砂辺だが、なんとか凌ぐ廣瀬。
砂辺はスタンドで廣瀬にいいパンチを入れるのだが、廣瀬まったく動ぜず。なんつータフさ。
タックルでグラウンド、あるいはバックを狙う廣瀬だが、砂辺はそれを凌ぎきる。
お互い力を出し尽くす大熱戦!


判定3-0で砂辺の勝利


廣瀬、ともかくタフ!いつもバックとってあっけなく勝っちゃうんで、そんなタフさ微塵も見れなかったんだが、こんな強さも持っ


ているとは。うーん、まだ底の見えない強さがあるなあ。
砂辺はいつもの如くアグレッシブに、心の強い強さを見せた。ていうか、江泉戦といい、当て勘がいい。
パンチも軽いとは思えなかったけど、、廣瀬にはほとんど通用しなかったけど笑
ともかく面白い試合だった!最高!
で、また泣きながら砂辺マイク。うーん、可愛いやつめ。
「パンクラス、面白いでしょ」
おもしれーよ!!!


■メインイベント ミドル級戦 5分3ラウンド
近藤有己(パンクラスism)  vs  久松勇二(和術慧舟會TIGER PLACE) 


久松先生はアグレッシブに先手先手を取っていく。
近藤は相変わらずのスロースターター。全般的に試合を優位に進めるも、攻めきれない。いつも後手後手。


判定0-0引き分け


久松先生が試合を引っ張って、近藤が試合を優位に進めてって感じだったけど、まあどちらも決め手なし。
なんというか、、攻めれないですね。それにパンチの威力も弱りましたよね。
コーナーで差し合ってるときのパンチはなんか嫌な音させてたので、相変わらず痛いパンチは持ってるのでしょうけど。
厳しいなあ。


■総評
総じていい試合が多かった。ゲートから本戦まで。
惜しむらくはメインで気持ちが滅入ってしまったことだろう。
メインが砂辺戦だったらどんなによかったことか。
11試合+6試合、、なげーーーー、けど全然17試合もあったとは思えんかった。
文鎮3本に関しては、、そんな言い方して本当に申し訳なかった。っっても、和田井上廣瀬が偉かったというより、相手がうまく廻し


たという感があるけど。
なんいしても面白い興行でした。やっぱりパンクラスは、格闘技は楽しい。
最近興行行けなくてちょっと格闘技熱冷めてるところもあったんですが、またちょっと再燃し始めましたよ。
その夜DREAMまで見ちゃったもんギャハハ。
ベストバウトは砂辺vs廣瀬戦。相手も光らせ、自分もさらに光らせる。まさに風車の理論。砂辺、本当に今最高に光ってる。
興行としては90点。いや本当に面白かったです。
惜しむらくはメインで気持ちが滅入ってしまったことだろう。



【観戦記】2009/6/7パンクラス ディファ有明大会

 行って来た来たディファ有明。
まったくこーんないいカードをディファでやるなんて勿体無い、と思ってたら、やはり超満員。立ち見も一杯。
パンクラスの会場とはとても思えない程入ってました。
後楽園でやっても8割くらいはいったんじゃないか?うーん、勿体無い。

ゲートの試合は見れず、ネオブラ予選は後半三試合のみ。
着いた早々パラ仙台の齊藤が、SK田中を下からきゅっと極めてました。おや、これは意外でした。
これは齊藤にとっての去年のネオブラの雪辱戦なんですね。
富山vs平山、パンの看板背負って修斗で戦っていた富山の勇姿は見たかったのですが、これがとんだ塩。
五十里さんタイプといいましょうか。まあ塩でも徹底して強さに昇華してくれれば、それは芸なので、究めて欲しいと思います。
結果は富山の塩勝ちでした。結構究めてくれる予感あり。
中村vsISAOは二人共アグレッシブでいい選手。最後はISAOが打ち勝ってました。
さくさく進行に一本も出て、場をあってめてました。素晴らしい。


■第1試合 ライトヘビー級 5分3R 
川村 亮(パンクラスism)vs 内藤 征弥(和術慧舟會A−3)


この試合を第一試合に持ってきてしまうところに、今回のカードの厚みを感じるねえ。
トリプルメインの第一試合、そして特に盛り上がるであろう川村戦を持ってくるあたり、興行の組み立てのウマさを感じます。
まあ、それもこれも今回はいいカードが揃えれたからなわけで。
両者モーに負けた選手、という捕らえ方もできるのですが、かつてパンクラスライトヘビーの一角として存在感を示してきた内藤が、現在のライトヘビーの主役川村をどうしちゃったりするのか、という見方のほうが面白い。
まあなんだかんだでスタンドでは川村が優位に進めるだろうと予想してたのですが、予想は見事に外れ。
内藤のティーカオに川村全く対応できず。
ひっぺがしてはパンチを入れていくのだが、かなりきつい膝も頂く。
2R終盤にはもう二人ともへろへろ。だが、3Rになると脅威のスタミナを見せて動き続ける川村。
しかし、疲れを見せながらもカウンター、ティーカオと攻撃を続ける内藤。
勝負は判定へ


判定3-0で川村の勝利


うーん、マストなら川村なんだろうが、正直ドローがいいとこなんじゃないかなーと思いました。
川村はやっぱり決め手が足りない。スタミナは素晴らしいと思うんだけど、このままじゃあ勝ったり負けたりの選手にしかなんない予感。
やっぱスタンドだけじゃあ限界があんだろ。
内藤はバカの一つ覚えのティーカオが全く対応できない川村にかっちり決まり、すばらしい戦い。
なんとかティーカオで崩して寝技に持ち込めればかなり勝機はあったと思うんだけど。
これからも継続参戦して欲しい選手です。


■第2試合 ウェルター級戦 5分2R 
窪田 幸生(TEAM坂口道場)vs 鈴木 槙吾(ALLIANCE) 


金的十段、今日は不発、っていうか逆に鈴木に金的当ててるし。
試合は窪田と思えない程アグレッシブ。スタンドが嚙み合い、動きのあるいい試合に。
後半はスタンドでの殴りあい、根性合戦。


判定ドロー


いやー、窪田いい選手になってた、というのは言い過ぎだけど、今までの印象とはちょっと違う感じでした。
まあ相手が本戦二戦目の選手で、それと嚙み合ってたというのは褒め言葉にはならないのかもしれませんが、でもいい試合でした。


■第3試合 フェザー級 5分2R 
赤井 太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)vs 村田 卓実(和術慧舟會A−3) 


久々登場の村田に評判のいい赤井。赤井見たかったんだよなー。
ムラタクは前のちょっと愉快な髪型をやめ、ちょっとかっこいい髪型に。残念。

ムラタクは赤井のスタンドを警戒しつつ組み付きに。
赤井もムラタクのテイクダウンを警戒。そのせいかほとんど手が出てこない。
序盤はお互い持ち味を出せずに時間が過ぎていく。
後半、徐々にエンジンのかかる両者。前へでる赤井、足関を一気に取りにいくムラタク。
が、結局不完全燃焼のまま試合は終了、判定へ。


判定2-0で赤井の勝利


うーん、ちょっと不完全燃焼。赤井のパンチが入っている場面もあったのでダメージを取って、というところなんだろうけど。
ムラタクは寝技に持ち込む技術がもっとあれば強いんだろうけどなあ。


■第4試合 フライ級 5分2R 
廣瀬 勲(ストライプル)vs 中村 圭志(TEAM坂口道場) 


現在パンクラスフライ級最強ながら、何故か不遇な立場の廣瀬。
今日も圧倒的な強さを中村相手に見せる。
試合開始早々中村のストレートを受け、ダウンを喫する廣瀬だが、すぐに立ち上がり、あれよと中村のバックを取る。
チョークを狙い続ける廣瀬。磐石な攻めだが極められない。
2Rもカウンターのタックルからあっという間にバックを奪う廣瀬。
が、そこから極められない廣瀬。


判定3-0で廣瀬の勝利


廣瀬、強さは存分に見せたけど、、あれは極めなきゃ駄目だろー
バックのキープ力は往年の中西を思わせる。極めようとするだけ、中西よかマシってな話もあるが(笑
だけど極めれない。
うーん、、ちょっと変われば化ける可能性もあるけど、今のままだと不遇な時代が続くと思った、、
でも間違いなくセミの勝者とは戦わせないとね!


■第5試合 ミドル級戦 5分2R 
KEI山宮(GRABAKA)vs 大堀 竜二(TRIAL) 


グレートムタの衣装で入場の山宮。ちょーかっこええ。
試合が始まるといつもの如くグルグルとリングを回りだす山宮。
と、左ストレート一閃、大堀が崩れ落ちる


1R ワンパンKO!山宮の勝利


おおーーーっっ!!会場大爆発。
ここまで判定決着が続いてただけに鮮やかな勝利の会場が沸く。
いやーーー、山宮ちょーかっこええ!!
最後はムタパンツを吐いて、毒ギリ!こ、これは山宮さんが何か突き抜けてしまった!!!


■第6試合 バンタム級 5分2R 
川原 誠也(パンクラスP’sLAB横浜)vs 曹 竜也(闘心) 


両者アグレッシブ、猛獣系の二人の戦い。かなり期待の一戦でした。
川原は黒金のKBスタイルのパンツ。パンクラスKB班の道まっしぐらでございます。

曹はフットワークを活かし、川原の周りを回る。
川原は追いかけつつ強いパンチの連打を見せる。
タックルでグラウンドに持ち込もうとする曹をスプロールで許さない川原。
スタンドは川原のペースで進むが、1R後半、曹のパンチで川原がふらつく場面も。
緊張感のある空中戦が続く。グラウンドに持ち込めない曹。


判定3-0で川原の勝利


まあ川原が終始ペースを握っていたし、判定はしゃあないかな、と思います。
川原は一発の緊張感があるので、試合が引き締まってやっぱり面白い!
が、今回は曹がよく奮闘したというべきか。復帰第一戦としては上々だったのではないかと思います。


■第7試合 日韓対抗戦3対3 ヘビー級 5分2R 
チェ・ムベ(Team Tackle)vs 藤井 勝久(フリー) 


ほとんど動きの無いムベ様が動いたと思うと、しゃもじをコーナへ押し付け。
ダンヘンを思わせるクリンチアッパーでしゃもじの頭を揺らす。
一方のしゃもじも動かない(動けない!?)ムベ様にパンチ、ローを入れていく。
まったりとしたメガトンファイトが続く。


判定3-0でムベ様の勝利


まあしゃもじも動かないムベ様にはぺしぺし当てていたが、コーナへ押し付けられてからはすさまじい勢いで頭を揺らしていたので、この判定はしゃあないかな、と。
最後にムベ様は延々となんか話し、会場をグタグタにしたと思ったら、「アナタガ好きだから!」
会場大爆笑。一気に会場が引き締まりました。


■第8試合 日韓対抗戦3対3 ミドル級 5分2R 
佐藤 豪則(Laughter7)vs キム・フン(Team Tackle) 


佐藤がしつこくタックルし、グラウンドの展開に持ち込むと、しつこく十字を取りに行き、最後は極める。


1R 腕十字で佐藤の勝利


泥臭いながら、きっちり極めて勝利。
イヅルとのタイトル戦は彼で決まりでよいと思います。


■第9試合 日韓対抗戦3対3 ライト級 5分2R 
大石 幸史(パンクラスism)vs キム・ヒュンクワン(Team Tackle) 


タックルタックルタックル、原点を取り戻してレスリング塩になった大石。


判定2-0で大石の勝利


大石はやはりこうあるべきと思います。絶対こっちの方が強い。
だから、大石はリングから去る時にもっと堂々とするべきだと思うんです。
いつもさっさとリングから降りて帰っていく姿は、納得の行く試合ができなかった様に見えるんです。
でも、大石はこれでいいと思うんです。誇りに思って相手を徹底的に塩漬けにするべきだと思うんです。
ただ、今のパンクラス判定、特に大石判定では、上に乗ってるだけでは点数にしてくれない様なので、もっとパウンドを出すべきだと思います。
えげつないまでにコツコツコツコツと相手の顔面を破壊できるようになれば、きっと大石はパンクラスを背負える選手になると思うんです。
もうあと少しだと思うんです。今の道は正しいと思うんです。


■セミファイナル 初代フライ級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R 
砂辺 光久(フリー)vs 江泉 卓哉(総合格闘技道場 武門會) 


かつてアグレッシブなファイトスタイルでパンクラスフェザーを引っ張ってきた選手がいました。
今パンクラスフライを強烈な打撃で引っ張っている選手がいます。


砂辺、江泉に比べ頭二つ大きい。
パンチラッシュを見せるとタックル、ヒューズの如き江泉を肩に持ち上げるとバスンとバスターしテイクダウン。
上からプレッシャーをかけ、パウンドを入れる砂辺。
ブレイク後、両者激しいパンチの打ち合い、江泉が砂辺のストレートを受け崩れ落ちると、そこに追い討ちをかける砂辺!
レフェリー割ってはいる!


1R TKOで砂辺の勝利


会場大爆発!うううっ!涙が溢れてくる。
まさか江泉に打ち勝つとは!凄い!!
「16年このベルトに憧れて、ここを目標に戦ってきました」涙を見せながらそういってくれる王者。
そういう王者が戴冠することをパンヲタは夢見ていたんです。
前田と抱擁しリングを降りる砂辺。
だけど、この階級にはまだ廣瀬もいる、そして今怪我に苦しんでいるとはいえ平安もいる。
パンクラスフライ、始まったな。


今パンクラスフライにはアグレッシブなファイトスタイルで戦い続ける王者がいるんです。


■メインイベント ライト級戦 5分3R 
坂口 征夫(TEAM坂口道場)vs 北岡 悟(パンクラスism) 


入場で戦極名物となった異常テンションを見せる北岡。
会場からはクスクスと笑いが、、
スパッツをはいていないが、テーピングで膝をぐるぐる巻きにしている北岡。
坂口と向かい合う場面では口をパクパク。。客席から「金魚みたい」ひどいことを言う女性もいる、、

試合開始と同時にタックル、寝かせるとフロントチョークに。
立ち上がり、一気に持ち上げフィニッシュか、と思いきや、外すとまたタックル。
そのまま足関一発


1R アキレス腱固めで北岡の勝利


会場大爆発!歓声はセミを超える!
いやーーーーー、凄いっす。まあ正直坂口は北岡にとって相性ちょっとだけ悪いと思ってただけに、これだけきっちりと極めると、もう素晴らしいとしかいいようがない。
でも、、一発目のフロントチョーク、あれはわざと外したろ。
「スパッツはいてなくても、足関極めれます」
それ言いたくて、わざと外したろ。
しかしプロを凄い感じました。
 しっかり勝つのもプロ。
 客の見たがってる足関見せるのもプロ。
 キモキャラしっかり演じている?のもプロ。
 客を呼べるのもプロ。
本当にプロ選手といえる数少ない選手だと思います。


■総括
まず何より興行として大成功。
序盤判定続きでちとやばい雰囲気になってきたのだが、最後の二試合で一気にひっくり返した。
そしてセミは今までパンクラスを見てきたファンにとって、素晴らしいメインであり、そしてメインは多分ネオブラをきっかけに集まってきたと思われる、パンクラスにそんなに興味の無い観客にとって素晴らしいメインでした。
北岡の足関であんな盛り上がり方するなんて、今までのパンクラスを見てきた人間からすれば驚きです。いや、これは本当にいい意味で。
今回は本当に興行として素晴らしい出来でした。(結果も含めて)
セミ、正直江泉が戴冠すると思ってた。体格差はちょっと結果の要因にはなってたんじゃないかと思う。それくらい体格差はあった。
でも、そんなのはあの豪腕でぶち破ると思います。まあ今回の結果は残念だったけど、早々に復帰して、またKOの山を築いて欲しい。大好きな選手なだけに、次のチャレンジが楽しみ。
いやー、にしてもいい興行でした。正直イラン試合もありましたが、進行がさくさくしているせいか、あんまり間延び感も無かったし。
点数つけると98点。ほとんど文句ないです。ベストバウトは砂辺vs江泉。パンクラスフライ、始まったな。


【観戦記】2009/4/25 Valkyrie ディファ有明大会 観戦記

行ってきたきたValkyrie。
旗揚げは諸所の事情で見られなかっただけに楽しみにしていた興行。
だが、当日はひどい雨、、
昼飯食ってから向かおうと、川崎で降りて某二郎ラーメンへと向かう。
が、大雨の中10分以上歩いて向かった某二郎ラーメンは臨時休業。。鬱に。
会場つくまでにもうズボンも靴もびっしょり、、まったく鬱に。


入りはイマイチ。。
最終的には南の後部座席を潰して5割の入りといったところか。

噂には聞いていたけど、ディファ南席、結構角度ついて見やすくなってたね。
それと何よりケージ!いやー、随分と支柱が細くなって見やすくなってた。
ヴァルの後のケージでもなんだが、今回スクリーンが無かったのは残念。
ディファなんで客席に角度が無い+ケージで見づらいだけにあれは結構役立っていたのだが。
カメラさんが一人南の正面に陣取っていて見難い角度が増えてただけにねー。やっぱスクリーンは欲しいところ。


てな具合で一通り会場に関して書いてから試合の感想をば。


■第1試合 女子ウェルター級(-61.2kg) NR 3分2R
佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)vs 森雅絵(総合格闘技闇愚羅)


佐藤がテイクダウンを奪うと一気にマウント。
流れる動きで十字。
あっという間に一本


1R 腕十字で佐藤の勝利


森はちょっといいところが無かった。
佐藤はきれいに一本。


■第2試合 46.8kg契約 VR 3分3R
大室奈緒子(和術慧舟會東京本部)vs SACHI(空手道禅道会豊橋支部)


メインと言われれば、メインでもありと思うようなカードがいきなりの第二試合に。
大室はプレッシャーをかけながら前へ。コンビネーションを当てていく。
回転が速い大室の打撃に対し、SACHIは組み付きケージへ押し込んでいく。
大室はケージを背に打撃を繰り出す。テンカオ、パンチのラッシュで一気に攻めたてる!レフェリーが割って入る!


1R 大室パンチラッシュでTKO勝利


いやー、大室さん強い。
ちとストップ早かったという印象もあるが、全体的にケージの審判団はそーゆー傾向なのでまあ仕方なかろう。
大室さん、つい先日に祖母を亡くし、「無くなった祖母に勝利を捧げたい」と涙のマイク。
本当、強豪相手に最高の勝利を捧げる事ができたと思います。


■第3試合 ヴァルキリー・女子フェザー級・次期挑戦者決定トーナメント
準決勝第1試合 VR 3分3R
藤野恵実(和術慧舟會GODS)vs V一(Max柔術アカデミー & Yogaスタジオ)


開幕興行で辻の相手を勤めたV一。今回はほとんどヴィィィコールは無し、、残念。
藤野はつるはしを持って入場。
V一はスライディングを多用。が、藤野の足を捕らえるシーンは特に無く。
グラウンドではV一が下から仕掛け、藤野が上から攻めるという展開が続く。
V一の下からの蹴り上げが藤野の顔面を揺らしたシーン以外は大きな展開が無い。
3Rになると、V一がタックルからテイクダウン、上を取るが、金網を使って上手く立つ藤野。
藤野フィジカルだけじゃなく、技があるところも魅せる。
が、そこからV一は体格に勝る藤野を持ち上げテイクダウン!
腹パンチをコツコツと出すが、足を抜く事もできず、そこからの展開は無し


判定3−0でV一の勝利


なんともお互い決定的なシーンを作ることもできず。
挑戦者決定トーナメントで無ければドローでも良かったか、という試合展開。
とはいえ、やはりお互いレベル高い。そのために膠着してしまった、という展開でした。


■第4試合 ヴァルキリー・女子フェザー級・次期挑戦者決定トーナメント
準決勝第2試合 VR 3分3R
高林恭子(ALIVE)vs WINDY智美(パンクラスism)


WINDYの打撃を高林が凌ぐか。
高林のテイクダウンをWINDYが凌ぐか。
どっちかに転べば一方的になる事が予想されたこの試合、やっぱ予想通りの展開に。
高林の一度目のタックルはなんとかケージで凌ぐWINDYだが、再度のタックルは凌ぎきれず。
凄い速さでバックへ回る高林。
おんぶをするとエゲツナイパンチを何発も打ち込む。
そのままチョークに入り、、一本。


1R チョークで高林の勝利


うーん、高林強し。
総合の選手って感じになってきた。
狂拳WINDYの打撃にひるむことも無くあっという間にバックを奪うあのタックル。
バックからのえげつないパンチ。
こんな試合を見せられると、辻ちゃんと戦ったらどうなるんだろー、とか思っちゃうじゃあないですか。
次はV一、けして安穏とできるレベルの相手では無い、だけど絶対勝たなければいけない相手。
いやー、盛り上がってきました!!


の、一方で涙を見せるWINDY姐さんの背中に哀愁を感じてしまうパンヲタでした。
一流選手になると、どうしてもテイクダウンを奪われてしまうのだよなー。
で、寝かされるともう起き上がれない。
ここさえどうにかなれば一花どころか、一気に対辻ちゃんの最有力候補にも上がれると思うのだが。


■第5試合 女子ウェルター級(-61.2kg) VR 3分3R
端貴代(和術慧舟會東京本部)vs 米沢知佐(総合格闘技道場コブラ会)


元空手王者米沢、さすがにスタンドは優位にすすめる。
投げでテイクダウンを奪う米沢だが、逆にバックを奪われる米沢。
立とうとする米沢に十字をかける端。が、これはダメ。
上になるとパンチ、足関と攻め立てる。セコンドからの指示「廻しながらドーン」はなんとなく名言でした。
2R 仕切り直しのスタンド勝負は有利に進める米沢だが、端はタックルからテイクダウン。
ケージ前の最高の場所でマウントを奪う端。
反転する米沢のバックを奪い、一気にチョーク。タップ。


2R チョークで端の勝利


米沢も根性見せたが、やはりスマック女王端に一分も二分もあった。
うーん、ウェルター勢は外人呼ばんとなんとも廻せんのお、、


■メインイベント トリノコ・プレゼンツ
 ヴァルキリー・初代女子フェザー級・チャンピオン決定戦 VR 5分3R
辻 結花(総合格闘技闇愚羅)vs ケイト・マルティネス(Infinite MMA (Royce Gracie Jiu Jitsu of Colorado))


絶対王者辻がValkyrieの王者になるための試合。
ケイトは美人でモデル体型、身長は辻ちゃんより頭二つくらい大きいが、あんだけ足長かったら、懐に入られたらひとたまりもねーだろ。
辻の圧勝を皆が予想し、試合が始まったその直後、ケイトのストレートが辻にHIT!
辻が力なくタックルでごまかす、が、そのままテイクダウン。
あっという間にマウントを奪うとこれまたえげつないパウンド。
ケイトはポジションをハーフ、ガードへと戻すが、その間にも辻のえげつないパウンドを喰らう。
最後は十字でフィニッシュ。


1R 腕十字で辻の勝利


パンチが最初に入った時は会場にヒヤリとした空気が流れたが、さすがに辻、まったく動ぜずフォローアップ。
その後は危なげなく勝利をモノにした。
あまりにも絶対王者の辻。さて、ここからどういうストーリーがValkyrieに始まるのか実に楽しみ。
絶対王者五味という構図から一気に絵図が変わった戦極なんていう例もあるだけに、今後どうなるかなんて誰にもわかりゃしない。
それが総合の面白さであり、残酷さであり、魅力なわけだから。
まあ辻ちゃんは五味よか安定感を感じる王者だし、高林に北岡を被せたりすると、某論客に「ブチ殺すぞ」とでも言われそうだが。


■総評
全6試合ということもあって、全体的にあっさり感。
会場進行がスムースな上、テンポがいいもんだから、特にあっさり感が強調されたねえ。
とはいえ、レベルは高い。圧倒的に高い。
もう少し下のレベルの試合を第一、二試合に入れても良かったんじゃないかなあ、結果論だけど。
まあここんところの興行バランスは難しいところだと思うけど。
しかし、辻・WINDY戦を彷彿とさせる今日の勝ち方で一気にValkyrieの台風の目に躍り出たタカバ。
藤野・WINDYフィルターを通すと、タカバの勝利となるのだが、、さてどうなるか。
次の興行でやるのかな?ともかく見逃せない一戦になりそう。


まだまだ生みの苦しみのまっ最中にあるValkyrie。
スマックの「楽しいジョシカク」から勝負論を重視した女子格闘技へ。
今の選手層、格闘技界を取り巻く現状を見ても、その挑戦は風車に挑むドンキホーテを彷彿とさせる。
…全般的にマイクが湿っぽくなってしまったのは確かにそうだったのだが、まあそれはあの大雨のなせる業ということで。


興行としては、そうだなー、85点というところか。あっさり興行が好きな自分としてもややあっさり過ぎを感じてしまったのがちょっと残念。会場がスカスカだったのはさらに残念。熱が生まれなかったからなあ、、試合が試合だっただけに、観客が集まっていれば熱は生まれていただろうに。。
だけど、今の女子総合のトップレベルとはこんなレベルなんだぜ!というのはしっかりと見せてくれた。
ベストバウトは高林vsWINDY。辻ちゃんの涙にも感動させられたのだが、パンヲタの血と、新たなる女子格闘技の星が記念すべき第一歩を踏み出したその試合になるのかもしれない、というその予感を感じさせてくれたその期待をこめて。


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